ビザジャーナル
2025-09-11
海外旅行がよりスムーズに!入管・税関手続をまとめて一度にできる「共同キオスク」って知ってますか?

海外旅行や出張の際、入国時に行う入管手続 と 税関手続。これまではそれぞれ別の場所で情報提供や確認を行う必要があり、特に到着後の混雑時には時間がかかることも少なくありませんでした。
そんな煩わしさを解消する新しい仕組みとして、令和7年(2025年)4月以降、主要空港で順次導入されたのが 「共同キオスク」 です。
共同キオスクとは?
共同キオスクは、旅券(パスポート)、顔写真、申告情報などを一度に提供(確認)できる端末です。これにより、これまで入管と税関で二度行っていた同様の情報提供が一回で済むようになります。
導入の狙いは、
- 重複手続の解消
- 待ち時間の短縮
- よりスムーズな入国・帰国体験
といった点にあります。
導入されている空港
まずは以下の3空港からスタートしました。順次拡大予定です。
- 成田国際空港(第3ターミナル)
- 羽田空港
- 関西国際空港
利用の流れ
- Visit Japan Webで事前入力
「Visit Japan Web」にログインし、案内に従って携帯品・別送品申告書などの情報を登録。生成された二次元コードを準備します。 - 共同キオスクで手続き
端末に旅券と二次元コードを読み込ませると、顔写真撮影や本人確認が行われます。
IC旅券を利用している場合は、旅券内チップの顔画像と照合され、Eゲートでの通過が可能になります。 - 入管・税関手続の完了
日本人の場合はウォークスルーゲートや顔認証ゲートで帰国手続が完了。外国人の場合も専用ブースで迅速に入国手続が行えます。
税関についても、検査不要と判断された場合は、Eゲートでそのまま通過可能です。
利用時の注意点
- 家族であっても1人ずつ手続が必要。
- 身長135cm未満の方は利用できません。
- 顔写真撮影があるため、マスクやサングラスは外す必要があります。
- 車いす利用の方も利用可能です。
- 免税範囲を超える品物がある場合は、追加で税関職員の検査を受けます。
まとめ
「共同キオスク」の導入により、入国・帰国の流れが大幅にスムーズになります。出入国の多い方にとっては嬉しいニュースですね。