ビザジャーナル
2026-10-22
インドネシアで入国前結核スクリーニング開始へ―外国人材を受け入れる企業の準備事項

2026年9月25日、厚生労働省は、インドネシアにおける入国前結核スクリーニング(JPETS)の開始を発表しました。
インドネシアからの採用や、日本法人への転勤を予定している企業では、対象者の確認と、健診・証明書の取得を含めた受入れスケジュールを確認する必要があります。
健診受付は2026年11月、証明書の提出義務付けは2027年1月から
公表された開始予定日は、次のとおりです。
| 項目 | 開始予定日 |
|---|---|
| 指定健診医療機関での健診受付 | 2026年11月2日 |
| 結核非発病証明書の提出義務付け | 2027年1月4日 |
健診の受付開始日と、証明書の提出が義務付けられる日は異なります。
証明書は、原則として在留資格認定証明書交付申請時に提出します。そのため、来日予定日だけでなく、申請予定日を踏まえて準備を進めましょう。
どのような制度?誰が対象?
入国前結核スクリーニングは、日本への入国前に指定健診医療機関で胸部レントゲン検査等を受け、結核を発病していないことを確認する制度です。
インドネシア国籍を有し、日本に中長期在留者として新たに入国する方は原則として対象となるため、「技術・人文知識・国際業務」や「企業内転勤」で受け入れる場合も確認が必要です。
ただし、国籍だけで一律に判断するものではありません。
例えば、現在の居住地が対象国以外であることを滞在許可証等で確認できる場合や、再入国許可を有する方は対象外です。
また、特定技能外国人など、当面の間、対象外とされている方もいます。
採用予定者の国籍、居住地、予定する在留資格を確認してください。
人事担当者が準備しておきたいこと
まず、対象となる採用予定者や転勤予定者を把握し、本人や現地法人に制度の開始を案内しましょう。
受診先は指定健診医療機関である必要があります。インドネシアの指定健診医療機関については、今回の発表では準備が整い次第公表するとされています。
次に、健診予約から証明書の取得までの期間を、在留資格認定証明書の申請準備に組み込むことが大切です。
発行までの日数や費用は医療機関によって異なり、検査結果によっては追加検査が必要になる場合もあります。
証明書の有効期間もあるため、申請時期との調整が必要です。
特に、2027年初めに申請を予定している企業では、年末年始の休業も考慮して、本人・現地法人・申請担当者の間で早めに日程を共有しておくとよいでしょう。
なお、上記の日程は「予定」として公表されています。実際の申請に当たっては、対象者の範囲や指定健診医療機関を含め、最新の公式情報をご確認ください。
参考: